
施主(クライアント)から依頼があったら要望を聞いて現地を視察します。
左図敷地(現地)の写真です。
この段階で、頭の中にボンヤリとしたイメージを浮かべます。
設計で一番大切なのは「場所性」です。
「場所性」とはそこの敷地しか持っていない固有の特性の事です。部屋の配置や高さ、外観など建物の在り方を決定するとても大切なものです。

測量図をもとに現地で感じたイメージをスケッチします。
緑豊かな外部空間を室内に取り入れつつも、適度にプライバシーを守ろうという主旨のスケッチです。
設計の根幹となるものです。

イメージスケッチが固まったら平面図(間取り)にとりかかりたいところですが、建築は水平方向と鉛直方向との関係が重要です。
平面(間取り)がいかに機能的に考えられていても、断面のプロポーションが悪いと、その建築は悪い設計となります。

断面断面のプロポーションがある程度方向が固まったら、平面と外観にとりかかります。
もちろん断面を考えている段階で平面と外観は頭の片隅で同時に考えています。
基本設計の段階で一番エネルギーを費やすところです。
何十枚もスケッチします。

時には電車に乗っている時、新聞を読んでいるときに思いついたら迷わず手帳や折り込み広告の裏にスケッチしたりします。
うたた寝をしている時に突然にイメージが沸いてくることもあります。そんな時も忘れてしまわないように、スケッチしておきます。

平面と外観が固まったら、簡単な模型をつくります。
プロポーションが悪いところは無いか検討するのに模型は有効です。平面図と立面図だけでは不正確になりがち。実際に建物を見るのは地面から1.6メートル前後ですから、人間の目の高さから検討することも大切だからです。
模型を作って初めて「ここはまずいなぁー」と思うことはよくあります。そんな時はもう一度平面や断面の計画を修正します。
立体的に考えることはとても大切です。

平面と立面の完成です。
第1回目のプレゼンテーションとして施主(クライアント)に説明をします。
基本的に施主の承認が得られるまで平面と立面は検討します。
基本コンセプトは変えません。